日々の暮らしの中で、ふと立ち止まって考えたこと。
不安な夜のこと、ひとりの時間のこと。
そして、そこから連なって思い出される、若いころの街や、
よく通った喫茶店、忘れられない食べ物の記憶。
本作は、現在の生活を静かに見つめるエッセイと、
過去の記憶をたどるエッセイから成るZINEです。
大きな出来事は起こりませんが、
生活の端に残る感情や、時間の重なりが丁寧に描かれています。
目の前の暮らしを書いているはずなのに、〈中略〉
過去の風景ばかりを追いかけてしまった。
(あとがきより)
食べること、暮らすこと、思い出すこと。
それぞれがゆるやかにつながりながら、
読む人自身の記憶にも、そっと触れてくる一冊です。
目次
やっぱりどん兵衛にしておけばよかった
眠れずに部屋の片付けを始める
冷蔵庫から卵が2つ減った
喫茶店〝雨の木〟の焼きうどんセット
涙は甘食の味
これを機に料理を覚えようとは思わないが
家事代行の人にポッドキャストを聴かせる
奥行き
ルール
誕生日の電話と猫とカメラ
蝶の羽化は自分の意志とは関係ない
いずれにせよ、明日から無職
ユー・ガット・メール
あとがき
(※版元Webサイトより)
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著者・編者 安西克彦
出版者 早起き書房
出版年 2025年12月