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ビールは泡ごとググッと飲め ——爽快苦味の63編 | 早川茉莉

2,090円

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いいじゃない、みんな好きに飲めば。 喉を通りぬける冷たい爽快感! 内田百閒、田中小実昌、東海林さだお、草野心平、森茉莉、茨木のり子……飲める人も飲めない人も素敵な活字のビールをどうぞ! ゆるくて、ごきげんで、さわやか。 いつも笑いがそばにある、心地よい作品のかずかず === ビールとは… ? ? わざとらしくない異文化体験(小野邦彦「ビールの偏在性とさりげないやさしさについて」) 自分で好きなように飲めばいい(田中小実昌「ビールの泡」) いいか、レンコンは穴、ビールは泡が旨いんだ(阿川佐和子「泡だらけ伝授」) 泡による沈黙のひとときはとても大切なのだ(東海林さだお「ビールは泡あってこそ」) とても寛(ひろ) やかな時間がいっぱいに詰まっている(長田弘「ビールは小瓶で」) 「とりあえず」が出たときには、それはもうビールなのである。(中略)主語なしでビールが出てくる。ほとんど超能力だ(赤瀬川原平「とりあえずビールでいいのか」) 飲みたければ、たんとお飲みなさい(獅子文六「ビールと女」) ビールは神経の清涼剤(大橋歩「ビール」) 私は大ビール徒である。大麦酒童である。「ビーラー」である(火野葦平「ビールの歌」) (本書より) === 草野心平、森鴎外、嵐山光三郎、姫野カオルコ、大橋歩、瀧波ユカリ、茨木のり子、村上春樹、椎名誠、小沢健二……バリエーション豊かな書き手たちによる作品に、8作の書下ろしを加えた、ビールの魅力をとりこぼすことなく集めたアンソロジー。 目次 序 プロローグ 気分爽快 森高千里 1杯目 つぎたてのビール――まずはビール。とりあえずビール  いつかきっと 田村セツコ  缶と瓶 細馬宏通  ビールのある風景 山本精一  西陽の水面とビール 高山なおみ  イギリス湖水地方のラガー 高柳佐知子  ビールの遍在性とさりげないやさしさについて 小野邦彦  脳内反芻ビール 小山田 徹  サバティカルはミュンヘンで 喜多尾道冬 2杯目 泡は大事――ビールは泡ごとググッと飲め  ビールの泡 田中小実昌  泡だらけ伝授 阿川佐和子  ビールは泡あってこそ 東海林さだお  原則の人 伊丹十三  ビールは小瓶で 長田 弘  モクモクモク 嵐山光三郎  ビールは泡ごとググッと飲め 草野心平 3杯目 ビール、もう一杯!――こんな日はとりわけビールがうまいんだ  虚無の歌 萩原朔太郎  モーツァルトmozart  村上春樹  軽い酔 牧野信一    飢えは良い修業だった アーネスト・ヘミングウェイ 福田陸太郎 訳  とりあえずビールでいいのか 赤瀬川原平  ビールと女 獅子文六  白に白に白 大道珠貴  鍋貼 小川 糸  ふきのとう 姫野カオルコ  ビールに操を捧げた夏だった 夢枕 獏  七月 ビール炊き御飯 金子信雄  富士日記(抄) 武田百合子  モンスターと夜景 雪舟えま  人生がバラ色に見えるとき 石井好子  飲み、食べ、颯爽と嫌う 城 夏子  ビール 大橋 歩  炎天のビール 山口 瞳  コップに三分の一くらい注いで、飲んじゃ入れ、飲んじゃ入れして飲むのが、ビールの本当にうまい飲み方なんですよ。 池波正太郎 4杯目 旅先のビール――頭のテッペンから足の先までが、キューッとしびれる  あほらしい唄 茨木のり子  灰色の菫 田村隆一  2019年5月3日 小沢健二  この世で一番おいしいビール 氷室冴子  道草 吉田健一  鹿児島カンビール旅 椎名 誠  温泉津旅行記 川本三郎  京洛日記 二十一、食堂車 室生犀星  鴎外先生とビール 平松洋子  ビールの話 岩城宏之  パブ 加藤秀俊  ベルギーぼんやり旅行 七色ビール篇 向田邦子  ネパールのビール 吉田直哉  デンマークのビール 北大路魯山人  欧洲旅行(抄) 横光利一  ニュー・イングランドの浜焼 中谷宇吉郎  父の麦酒のジョッキーと葉巻切り 森 茉莉 5杯目 ビール飲み――飲みたければ、たんとお飲みなさい  渓流 中原中也  未練 内田百閒  植木鉢 土岐雄三  明るいうちに飲むなら蕎麦屋 与那原恵  第55夜 まつや【神楽坂】 秘密基地の伝声管 鈴木琢磨  初めての飲み会 瀧波ユカリ  ビールの歌 火野葦平  父の七回忌に 幸田 文  われこそはビール飲み 野坂昭如  はじめてのビール 沢野ひとし  ワインとビールがいっぱい  渡辺祥子  ビールの味 高村光太郎  編者あとがき ビールは飲む「窓辺」であり「風景」である。 早川茉莉  底本一覧 (※版元Webサイトより) ------------------------------------------ 著者・編者 早川茉莉 出版者 筑摩書房 出版年 2024年8月 四六判 / 336ページ

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