野性と知性のひと、台所に立つ。
食べて生きる力の素が、この一冊にぎっしり詰まっている。
平松洋子(作家・エッセイスト)
作家、エッセイストの甘糟幸子さんによる1986年刊行の食エッセイ、待望の復刊。気になった食材や美味しい料理は自ら試さずにいられない。料理への好奇心と情熱にあふれ、料理することのおもしろさを発見させてくれる良書。
◆推薦コメント
生きとし生けるものすべて、食べることから逃れられない。その摂理をわがこととして見つめながら台所に立ってきたのが、甘糟幸子さんである。大胆不敵に挑む牛スジ、シチュー、骨つきラム、極辛カレー、骨つきハム、鳩。あるいは、細心に向き合う葛切り、小籠包、朝茶、百合根。庭に横たわる仔鹿におののいたりもするけれど、でも食べる。料理をつくること、食べることは、そもそも野性ほとばしるエネルギーそのもの。読後、猛然と腕まくりして牛スジを煮たり、ゲンゴローを揚げたくなったりする。
――――平松洋子
(※版元Webサイトより)
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著者・編者 甘糟幸子
出版者 KTC中央出版
出版年 2023年3月
四六判 / 256ページ