2024年の年明け早々恋人に振られた30代女性が葉山莉子『ティンダー・レモンケーキ・エフェクト』を読んだ勢いでTinderをインストールし、葉山さんと同じようにマッチした人々と日記を交換、時には直接会ってみた日々の記録。タイトルにある「ソバキュリアン」は、飲めるけれども敢えてお酒を摂取しないライフスタイル「ソバーキュリアス」の実践者を指す。ソバキュリアンのようにセックスしないことを主体的に選択した半年間がもたらしたものとは。日記交換者による解説も収録。
【読者からの感想】
■コンセプトからおもしろいけど創作かと思うくらい登場人物がキャラ立ちしてるし、地方在住の自分からは見えてこない東京をサヴァイブする女性のリアルが垣間見れるのもおもしろかった。
■自炊や外食でのおいしそうな食べもの描写、親しい・親しくなりたい人たちとの親密なエピソード、仕事との距離感、スタバに行かない選択を身近な人にオープンにする・フェミニズムを周囲との関わりのなかで実践していく様子が全部シームレスで、リアルタイムで日記を交換している人たちがうらやましいなと思いながら一気に読んでしまった。
■相手とどんなに親密になれどアプリで出会った人とは誰とも寝ないことを決め、それをイスラエルによるパレスチナ虐殺に加担している企業であるスターバックスやマクドナルドのボイコットとともに実践する。その日々のなかで、おそらくセックスによって取りこぼされてしまうような人対人の信頼関係が描かれている。(中略)いろいろな部分が真逆かもしれないが、世の中の理不尽に対して怒ったり悲しんだりしている女性、という点は同じであり、ZINEを読みながら同時に励まされるような気持ちを抱く。
(※版元Webサイトより)
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著者・編者 若鮎ひかり
出版者 若鮎ひかり
出版年 2024年12月
B6版 / 223ページ