人はなぜ「本物の料理」を求めるのか。
人は食べる。いつも食べる。
だが「食べる」とは、過去の自分が食べてきたものを、個人的に想い出すことである。
と同時にそれは、歴史によって形成され準備されてきた体験でもある。
ぶっかけ飯や缶詰をどうとらえるか。肉食とは、野草食とは何なのか。
そもそも日本人にとって、「国民料理」とは何なのか。
食材や料理のなかには「見えない政治」が働いている──。
「執筆で忙しいときに作る、ものすごく簡単な料理一覧」では、
著者のとっておきレシピを初公開。
■目次
I
「日本料理」への懐疑
「日本料理」の虚偽と神話
料理の真正性とは何か
料理の復元
知らないものを食べる
ツバメの巣と盆菜料理
国民料理とは何か
肉食について
野草を食べる
四方田犬彦が執筆で忙しいときに作る、ものすごく簡単な料理一覧
II
偶景
ぶっかけ飯
缶詰の思い出
韓国の食べ物への信頼
三人の女性
台所にいることの悦び
(※版元Webサイトより)
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著者・編者 四方田犬彦
出版者 工作舎
出版年 2023年10月
四六判 / 380ページ